続「モーニング・タウン」

h_c_r322005-05-18

さて、今日は昨日見たミュー特番の事でも書こうかな、と。
けど、いざ書こうとすると番組の感想ではなくって、「モーニング・タウン」の・・・とりわけ千秋楽の事を書かざるを得なくなってしまうんですよね、私としては。番組自体が“紺野あさ美”を中心とした作りでもあり、練習中の苦労が伺える構成になっています。そんな彼女の姿が、どうしても私の中で一番心に残っている千秋楽での“あの”場面を思い起こさせてしまうのです。


2002年に行われた「モーニング・タウン」。私は5/24の初回から6/23夜の千秋楽まで、計8公演を青山劇場で見てきました。そしてその中で一番印象に残っている事、それが千秋楽の第二部、劇中に紺ちゃんが突然涙を流した事なのです。

それは悲しい場面というわけでもなく、感動の大団円を迎える場面でもありません。それは、彼女が後藤主任と面と向かって話す1場面に過ぎないはずだったのですが・・・。

突然、彼女は涙を流し、しばし言葉をつまらせたのです・・・。


もちろん、5期メンバーにとっては初のミュージカル。その千秋楽に感極まって涙するのは何ら不思議な事ではないでしょう。とりわけ、人一倍苦労してきた彼女なら尚の事です。


それでも、実際には私達が思っている以上に彼女は苦労してきたんですよね。1ヶ月の練習から始まり、さらに1ヶ月の公演期間を経てようやく辿り着いた「千秋楽」公演・・・。ここまでの長かった道のりが、千秋楽という舞台で彼女に一気に襲ってきたのでしょうか・・・。



後日、別の番組(2002年12月21日放送・日テレ)で彼女自身が「練習とミュージカルで2ヶ月やってきた事を思い出して、最後の回で泣いてしまった」と語っている事もあるように、本当に思う事が沢山あったんだろうな、と。



当時中三で15歳、まだ娘。加入から9ヶ月でその重責は気持ち的にも大きく圧し掛かっていたことでしょう。それに負けじと彼女の努力の積み重ねがミュージカルの成功へつながり、そのミュージカルも千秋楽を迎えた・・・。
その最後の舞台、彼女なりに思う事は計り知れないほどあったでしょう。長く厳しかった練習を思い出し、突然流した涙・・・。私はそんな彼女を舞台で見せ付けられ、受けた衝撃は大きかったです。

初めてのミュージカル・・・主役級の配役に臆することなく、冗談なしにステージ上では常に“完璧”な演技を見せた彼女。そんな強さを見せてきた筈の彼女が突然舞台上で見せた“弱さ”、そしてそんな予想だにしなかった“意外さ”に心打たれたんです。


もうね、そんな彼女を応援して行こうと。彼女について行こうと。そう心に決めた千秋楽でしたから・・・。あの公演は私の経験の中でも、忘れる事の出来ない一番大切な想い出の公演なのです。




そう、ここからが“本当の紺野推し”としてのスタートだったんですよね。